小杉陣屋
Kosugi Jinya, Japan


訪問日:
2009. 4. 4







【小杉陣屋概要と訪問記】


小杉陣屋は、1597年(慶長2年)から14年間に
亘り工事が行われた二ヶ領用水の
建設の為に築かれた陣屋です。

二ヶ領というのは、稲毛領と
川崎領を差しているようです。


この工事を指揮したのは、今川氏真の旧臣で
徳川家康に仕えていた小泉次太夫です。

小泉次太夫は1619年(元和5年)まで
この地で代官を務めたそうです。




小杉陣屋は東急東横線新丸子駅の西側、
等々力競技場の近くの住宅街にありました。

東急電鉄の乗車記はこちらです。


中原街道に沿って西に向かって歩き、
かぎ状の道で右に曲がって住宅地に入ると
小杉陣屋町中公園という小さな公園があります。



この公園の近くに、小さな祠がありました。



この小さな祠が小杉陣屋の跡です。

この祠以外には、地名にその名を遺していますが
それ以外の遺構が全く残っていないのは
寂しい気がします。



この小杉陣屋、小泉次太夫が用水工事の
監督をする為のものだったのですが、
彼の死後、小泉氏の知行は多摩川を隔てた
在原郡に代わっているので、この小杉陣屋は
その役割を終えてしまったのでしょうか。


武蔵小杉界隈の様子はこちらです。




【小杉陣屋へのアクセス】


小杉陣屋は東急電鉄東横線
新丸子駅の北西、約1.0km程です。

徒歩約20分程です。



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