【真壁陣屋概要】
真壁陣屋は、真壁藩二代目の浅野長重が
1622年(元和8年)に笠間藩に加増移封と
なった際、真壁領統治の為に建てた陣屋です。
浅野氏は1645年(正保2年)に赤穂藩に
移封となり、その後、井上氏、本庄氏、
井上氏、牧野氏が城主となります。
牧野氏時代の1777年(安永6年)から1785年
(天明5年)にかけて真壁は天領となりますが、
その時期を除き、幕末まで陣屋が置かれたようです。
笠間藩が真壁の地を治めていた時期は、
真壁領の内、桜川から東が笠間藩、
西が天領だったそうです。
真壁陣屋は、今の桜川市真壁の
中心部に位置してます。
真壁陣屋の跡地には、2011年9月に
真壁伝承館がオープンしています。
真壁へは、水戸線岩瀬駅から約35分、
大和駅入口から20分程です。
また、筑波山口からもバスが出ています。
料金はいずれも200円です。
バスの時刻表は こちら を参照願います:
真壁陣屋を訪れた2011年9月は、真壁に向かう
公共交通機関はなく、陸の孤島状態でした。
真壁には、つくばエクスプレスのつくば駅から
バスで筑波山口に向かいレンタサイクルしました。
筑波山口からは、筑波鉄道の廃線跡を走りました。
筑波鉄道筑波線の廃線跡はこちらです。 【真壁陣屋訪問記】
真壁陣屋は、真壁の集落のほぼ中央に位置しています。
旧真壁駅から上宿通りを西に向かい、下宿十字路で
北に折れると、真壁陣屋跡に着きました。
真壁陣屋跡には、真新しい伝承館が建っていました。
訪れた際には知りませんでしたが、
真壁伝承館が出来てすぐに訪れています。
こうして写真を見ると、新しい
建物という事が良くわかります。
展示物は、国史跡に指定され、
整備の行われていた真壁城が主でしたが、
真壁陣屋についての紹介もありました。
伝承館に展示されていた真壁の町の様子です。
真壁の街には古い建物が多く残り、
重要伝統的建造物群保存地区に
指定されています。
真壁の町並みの様子は こちら です。
真壁陣屋の堀跡などが、地面に記されていた
ようですが、それには気が付きませんでした。
伝承館の北側には、真壁小学校創立
100周年記念の碑がありました。
1873年(明治6年)に陣屋の建物を利用し、
真壁小学校が設立されたそうです。