真壁陣屋
Makabe Jinya, Japan

登城日:
2011.9.17

【真壁陣屋概要】

真壁陣屋は、真壁藩二代目の浅野長重が
1622年(元和8年)に笠間藩に加増移封と
なった際、真壁領統治の為に建てた陣屋です。

浅野氏は1645年(正保2年)に赤穂藩に
移封となり、その後、井上氏、本庄氏、
井上氏、牧野氏が城主となります。

牧野氏時代の1777年(安永6年)から1785年
(天明5年)にかけて真壁は天領となりますが、
その時期を除き、幕末まで陣屋が置かれたようです。

笠間藩が真壁の地を治めていた時期は、
真壁領の内、桜川から東が笠間藩、
西が天領だったそうです。

真壁陣屋は、今の桜川市真壁の
中心部に位置してます。


真壁陣屋の跡地には、2011年9月に
真壁伝承館がオープンしています。

【真壁陣屋へのアクセス】

真壁へは、水戸線岩瀬駅から約35分、
大和駅入口から20分程です。
また、筑波山口からもバスが出ています。

料金はいずれも200円です。

バスの時刻表は こちら を参照願います:
https://www.city.sakuragawa.lg.jp/jgcms/admin30859/data/doc/1598935043_doc_23_0.pdf

真壁陣屋を訪れた2011年9月は、真壁に向かう
公共交通機関はなく、陸の孤島状態でした。

真壁には、つくばエクスプレスのつくば駅から
バスで筑波山口に向かいレンタサイクルしました。
筑波山口からは、筑波鉄道の廃線跡を走りました。

筑波鉄道筑波線の廃線跡はこちらです。

【真壁陣屋訪問記】

真壁陣屋は、真壁の集落のほぼ中央に位置しています。
旧真壁駅から上宿通りを西に向かい、下宿十字路で
北に折れると、真壁陣屋跡に着きました。

真壁陣屋跡には、真新しい伝承館が建っていました。


撮影: 2011年9月

訪れた際には知りませんでしたが、
真壁伝承館が出来てすぐに訪れています。


撮影: 2011年9月

こうして写真を見ると、新しい
建物という事が良くわかります。

展示物は、国史跡に指定され、
整備の行われていた真壁城が主でしたが、
真壁陣屋についての紹介もありました。

伝承館に展示されていた真壁の町の様子です。


撮影: 2011年9月

真壁の街には古い建物が多く残り、
重要伝統的建造物群保存地区に
指定されています。

真壁の町並みの様子は こちら です。


撮影: 2011年9月

真壁陣屋の堀跡などが、地面に記されていた
ようですが、それには気が付きませんでした。

伝承館の北側には、真壁小学校創立
100周年記念の碑がありました。


撮影: 2011年9月

1873年(明治6年)に陣屋の建物を利用し、
真壁小学校が設立されたそうです。