重原陣屋
Shigehara Jinya, Aichi

訪問日:
2011. 5. 21


【重原陣屋概要】

重原陣屋は、現在の愛知県刈谷市に、
福島藩が置いた陣屋です。

刈谷藩では寛政時代(1789 - 1801)に一揆が起き、
その処分として、福島藩と一部の領地を交換する
という処分が下ったようです。

それ以降、福島藩は藩領となった刈谷の重原に
陣屋を置き、飛び地の管理をしたようです。

【重原陣屋へのアクセス】

JR刈谷駅から東南東に徒歩約15分です。

【重原陣屋訪問記】

2011年5月、刈谷駅から一駅東側の野田新町駅から
半城土という古びた集落を巡り、その後に
重原陣屋跡のある重原の集落に向かいました。


撮影: 2011年5月

重原陣屋跡は集落の中にある浄福寺の境内の
南側に、その碑が立っていました。

文武天皇の時代 (707 - 715) の創建です。
12世紀半ばの戦乱で焼失し、廃寺となりましたが、
1710年(宝永7年)に再興したお寺です。

当時から残る浄福寺の南側に陣屋があった事に
なりますが、今は住宅地があるばかりで
当時の痕跡は残っていませんでした。

その重原陣屋の建物が、半城土の集落に残っていました。
まずは、陣屋の玄関です。


撮影: 2011年5月

この陣屋の玄関は十応寺という
お寺の本堂になっていました。

またそのすぐ斜め前の願行寺の門が
重原陣屋の移築門という事です。


撮影: 2011年5月

陣屋の建物はあまり残っていないと思いますが、
重原陣屋の建物が二つも残り、意外な感じがしました。

刈谷の散策記はこちらです。

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