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長浜城は太閤秀吉の始めての居城となったお城です。

姉川の戦い（1570年元亀元年）で浅井・朝倉軍を破った功績により
織田信長から北近江三郡の領土を拝領し、
生まれて初めて城持ち大名となったのです。

1573年天正三年のことです。

浅井長政の居城だった小谷城は山深く不便な為、
ここには入らず、長浜にお城を築いたそうです。

近くに鉄砲鍛冶の集落・国友村があり、
また交通の要衝だった等、この地を選定したのでしょう。

当時は今浜と呼ばれる地名でしたが、
信長の一字をもらい、長浜と改名したそうで、
如才ない秀吉の一面が良く出ているエピソードでしょう。


この長浜城に2003年の夏に行ってきました。
敦賀湾に浮かぶコバルトブルーの島、水島に
海水浴に行く途中に立ち寄ったのです。

水島の様子はこちらです。

北陸自動車道を長浜インターチェンジで下り
長浜の街に向かうと琵琶湖の
湖畔に長浜城が見えてきました。

天守閣は1983年（昭和58年）に再建されたものです。
徳川家康が天下をとった後、長浜城は取り壊され、
記録も残っていない為、当時の姿を想定し
安土桃山様式で建てられた模擬天守閣とのことです。


長浜城の正面の様子。
内部は歴史博物館になっています。

天守閣の最上階から琵琶湖を眺めてみました。

この日は生憎どんよりと曇っていましたが
琵琶湖がすぐ近くに、手に取るように見えました。

城持ち大名に抜擢され意気揚々の秀吉やねねも
長浜城から、この琵琶湖を眺めたことでしょう。



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