福島城は、1413年(応永20年)に
伊達持宗が関東公方・足利持氏に背いて
立て籠もったとの記録が残っていて
室町時代初期〜中期に掛けて既に
築城されていたようです。
当時は杉目城または大佛城と呼ばれ、
伊達氏の居城だったそうです。
戦国時代末期、秀吉の奥州仕置きで
会津に入った蒲生氏郷が
この地を支配することとなり、
1592年(文禄元年)に木村吉清が
城代としてこのお城に入り、
福島城と改称したそうです。
しかし、1595年(文禄4年)に秀吉の命により
福島城は取り壊されてしまいました。
近世・福島城が築城されたのは、
1702年(文禄15年)に板倉氏が信濃から
3万石で移封され、お城を築いたそうです。
福島城は、福島市内の阿武隈川のほとり、
福島県庁の位置にあったお城です。
地図はこちらです→
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福島駅から南東に500mちょっとの距離で、
福島駅での列車の待ち合わせの僅かな
時間でこの福島城を訪れてみました。
国道13号線を渡り、第一小学校の
南の通りを歩いていると、
土塁を見つけました。
福島城の遺構です。
福島城は遺構が殆ど残っていないとされていたので、
この土塁の発見は嬉しい驚きでした。
その先には立派な福島県庁が建っていました。
当時この県庁は、福島城の
二の丸だったそうです。
県庁の入り口には
福島城碑がありました。
この県庁の東側には
紅葉山公園があります。
当時は福島城の庭園だったところで、
ここには、大佛城の碑がありました。
紅葉山公園を眺めた様子です。
この奥に、知事公館があり、
そこが本丸跡です。
しかし、列車の時間が迫っていて、
ここで駅に引き返すことにしました。
県庁の裏には阿武隈川が流れ
川の近くには土塁も残っている様なのですが、
いかにも中途半端な訪城となってしまいました。