神岡城(江馬館跡)
Kamioka Castle, Japan


登城日:
2006. 07. 31







神岡城は別名、江馬館跡又は東町城と呼ばれています。
岐阜県北部、飛騨市神岡(旧神岡町)に位置しています。

地図はこちらです→ Mapion


神岡城の歴史は、このあたりの豪族・江馬氏が
出城として設けたものとも、16世紀半ばの永禄年間に、
武田信玄の家臣・山県昌景が江馬氏に命じて
築城させたとも言われているようです。

江馬氏が滅んだ後は、飛騨地方を
治める金森長近が城主となり、
その家臣山田小十郎が城代を務めたそうです。
その後、1615年(元和元年)に
一国一城令によって廃城となりました。


神岡鉄道に乗車した際、
この神岡城に行ってみました。
最寄り駅は神岡大橋。
ここから歩いて10分ちょっとの道のりです。

神岡鉄道の乗車記はこちらです。


駅名になっている神岡大橋からの眺め。



高原川の流れが深く切れ込んでいました。
神岡城は川の右手正面あたりに見えています。

住宅地を抜け、右手の高台にお城の建物が見えてきます。
階段を上ってお城に向かいました。

神岡城は本丸にあたる曲輪と空堀が遺構として残っています。



上の左の写真の石垣は最近築かれたものと思います。
空堀を横切り本丸へと向かう土橋が見えています。

門をくぐり土塀で囲まれた曲輪に入ります。



神岡城の天守閣は2重3階建ての建物で、
丸岡城や犬山城を参考に建てられた模擬天守閣です。
建設は1970年(昭和45年)です。



現地の案内板には神岡城ではなく、
「江馬館跡」という表示があった事から
当時は、このような天守はなく、江馬氏の
お館が建っていただけなのではないでしょうか。

資料館との共通入場券を買い天守閣に上りました。



天守閣からの神岡の町の眺め。
駅から歩いて汗が流れ出ていたので、
吹き抜ける風がとても気持ち良かったです。


この神岡城址には古い農家も移築されていました。
萱葺きの入り母屋造りの大きな家です。



中に入ってみると、囲炉裏や蚕を飼育していた
当時の様子が展示されていました。


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