六所神社は、岡崎市の玄関駅、
名鉄東岡崎駅の南東にある神社です。
六所神社は、初代松平氏の松平親氏が松平郷に
1377年(永和3年)に創建した六所神社を、
徳川家康の祖父・清康の代(16世紀初め頃)に
この岡崎の地に分祀されたそうです。
鳥居をくぐると、左手が高台になっていて
石垣が続いています。
石垣の途中に急な石段があり、
拝殿へと続いていました。
石段の上には楼門が聳えています。
この楼門は国の重要文化財に指定されています。
門に三つ葉葵の紋が掲げられていました。
この六所神社は、徳川家康の産土神として
江戸幕府によって篤く保護されて来ました。
葵の紋が、そんな六所神社の歴史を物語っています。
楼門のすぐ前にある社殿です。
この社殿は1634年(寛永11年)から2年間に亘って
三代将軍・徳川家光公によって再建されています。
この本殿・幣殿・拝殿、そして神供所は、
楼門と同じく、重要文化財に指定されています。
社殿の脇の木の葉が、
日の光を浴びて輝いていました。
六所神社、岡崎にある有名な神社なのですが
実は、この時が初めてでした。
石垣の上の社殿を詣でた後、
石垣を降りてくると、石造りの鳥居の向こうに
参道が続いているのが見えていました。
参道の両側に松並木が続き、
遠くに赤い鳥居が見えています。
赤い鳥居は名鉄名古屋本線の
線路の向こう側にありました。
当時の六所神社の境内は今よりも、
かなり広かった事と思います。
赤い鳥居と名鉄電車の取り合わせが良かったです。