真宮遺跡は矢作川の東側、乙川の南にある
縄文時代晩期から鎌倉時代にかけての遺跡です。
区画整理中に偶然発見されたようですが、
発掘調査の結果、東海地方で最大の
遺跡ということが判明したそうです。
真宮遺跡の見取り図です。
遺跡は住宅地の中にある小公園程の広さで、
その中央に発掘区再現と記された
発掘調査の様子を残した区域と
北側に方形周溝墓があります。
これは発掘区再現の様子です。
この地下1mには縄文時代の甕棺や住居跡、
そして古墳時代から平安時代の住居跡が
折り重なるように発見されたそうです。
こちらは方形周溝墓です。
弥生時代から古墳時代にかけて造られた墓です。
墓の周囲に四角形の溝をめぐらせ、
中央部を土盛りして、その中に
遺体を葬ったと考えられているそうです。
その当時の村の長が葬られていたのでしょうか。
今から約3000年もの昔から
岡崎の地に人々が営々と暮らし続け、
そして現代にまで至ったかと思うと
感慨も深くなりました。