津は元々安濃津と呼ばれ、この地を治めていた
信包は、ここで母・土田御膳、お市の方、茶々や
その後、秀吉家臣の富田氏が城主となりますが、
藤堂高虎は津城を整備し、
本丸を取り囲んでいた二の丸は
2010年11月に鈴鹿に出張の機会があり、
近鉄津新町駅から北東に1km弱の距離です。
津城へは近鉄名古屋線の津新町が最寄り駅です。
まずは城址の南にある高山神社を訪れました。
江戸時代初期に城主となった藤堂高虎を祀る神社です。
高山神社の境内には城山神社もありました。
津城に所縁のある神社かなと思ったのですが、
高山神社の後、津城址のお城公園に向かいました。
高山神社の東側が小公園になっていて、
この石垣は当時は堀に面していたのですが、
津城本丸跡の東南の隅に建っていた
津城址の東側を北側に向かうと
模擬三重櫓が建っていたところは、
幅の広い堀に面し、掘に浮かぶような
ここからお城公園に入りました。
建物は残っていませんが、周囲の石垣は
本丸跡に建つ藤堂高虎の騎馬像です。
高虎は浅井長政の足軽の身で、浅井家が
その才を惜しんだ秀吉によって召し抱えられ、
本丸から眺める西の丸南側の堀と
高山神社裏からの出入り口です。
この出入り口は後世に設けられたものでしょう。
本丸の南西隅にある天守台です。
1577年(天正5年)に織田信包が5層の天守を築いて
上右の写真の出入り口は、先ほど高山神社を
本丸南側の石垣に沿って、銀杏や
次には、津城本丸の北側に向かいました。
津城の北側の堀は、幅は当時の1/4程に
本丸北西の戌亥櫓跡からの眺めです。
右手、一段低い石垣は西の丸跡のものです。
この後、石垣を降り、北側の
先ほど堀を眺めていた戌亥櫓の櫓台と、
西の丸跡に整備されている庭園の入り口です。
庭園はとても落ち着いた佇まいで
当時、西の丸の西南には玉櫓があり、
津城の西側には津市役所の
ここはかつては二の丸御殿が建っていました。
今は、その跡形もなく、当時の様子を
Tsu Castle, Japan
登城日:
2010. 11. 26
【津城 概要】
長野氏が戦国時代にお城を築いていたそうです。
1569年(永禄12年)に、織田信長の弟・信包が入城し、
1580年(天正8年)までには五層の天守も建てられたそうです。
初、そして江を一時預かっていたそうです。
1608年(慶長13年)に、伊予今治から藤堂高虎が
22万石で入城し、以降明治時代まで藤堂氏の
居城となっています。
輪郭式の城郭を整備しています。
すっかり市街地化されてしまっていますが、
本丸は石垣が残り、当時の様子を伝えています。
その際に津城に立寄りました。
徒歩約10分程です。
街中に所々古い町名を記した碑を
眺めるうち津城に辿り着きました。
撮影: 2010年11月
江戸時代、今高山神社のある地は堀だったところで
第二次大戦後に、この地に引っ越ししたそうです。
撮影: 2010年11月
撮影: 2010年11月
案内板を読むと、明治44年に、当時の津市長が
伊勢市にあった神社を移してしまったそうです。
撮影: 2010年11月
津城の石垣がよく見えました。
天守台のすぐ近くにあったこの門跡は
何かの際の藩主脱出用だったのでしょうか。
月見櫓跡の櫓台の石垣です。
撮影: 2010年11月
模擬三重櫓が見えてきました。
撮影: 2010年11月
東門の櫓門があったようです。
東丸からの入り口になっていました。
撮影: 2010年11月
残り、当時のお城の規模は実感できます。
撮影: 2010年11月
信長に滅ぼされると、士官先を転々としますが、
1576年(天正4年)に羽柴秀長に仕えています。
秀長が亡くなった後に、豊臣秀保に仕えますが
秀保も若くして亡くなると一旦は出家します。
秀吉没後は家康に接近し急速に出世しています。
撮影: 2010年11月
撮影: 2010年11月
いますが、1600年(慶長5年)の関ヶ原の戦いの際、
西軍に攻められ、天守を含め津城は建物の大半が
焼失し、それ以降天守は再建されなかったそうです。
撮影: 2010年11月
訪れた後に、反対から眺めたものです。
撮影: 2010年11月
楓の木々が綺麗に色付いていました。
東北角の丑寅櫓跡の櫓台です。
撮影: 2010年11月
なっていますが、一部が残されています。
当時の堀幅は50m以上だったのではないでしょうか。
撮影: 2010年11月
撮影: 2010年11月
堀の周囲を巡ってみました。
撮影: 2010年11月
西の丸の西南の石垣と入り口の様子です。
この入徳門は津藩の藩校・有造館の
講堂の正門でした。
撮影: 2010年11月
傾きかけた日差しを浴びていました。
撮影: 2010年11月
入り口の門は枡形門だったようです。
堂々としたビルが建っていました。
撮影: 2010年11月
撮影: 2010年11月
思いやる事も出来ませんでした。