わが街 岡崎 / 八丁蔵通り
Haccho Soori Street in my Hometown Okazaki







岡崎といえば、岡崎城や花火、
春の桜祭りかと思います。

そして岡崎名産の食べ物といえば、
八丁味噌が一番知られているかと思います。

八丁味噌の「八丁」は岡崎城から
八丁の距離離れていることから
その名が付けられたそうです。


岡崎城から西に向かい、
伊賀川を渡り、国道248号線を渡り
愛知環状鉄道の高架橋をくぐると
八丁味噌の蔵が見えてきます。



現在、「まるや八丁味噌」と「カクキュー」の
二軒の蔵元があります。

「まるや八丁味噌」の創業は
1337年(延元2年)にまで遡るそうです。


八丁味噌は、他の味噌とは異なり米糠を用いず、
大豆と水と塩だけで作られているそうです。

八丁の地はは矢作川の豊かな伏流水に恵まれ
矢作地区で作られた良質の大豆も得られていたそうです。
そして、矢作川の水運により、吉良の塩も
比較的容易く入手出来たようです。

矢作の様子はこちらです。


八丁味噌は大豆と水と塩を混ぜた
大豆こうじを大きな味噌樽の中に仕込み、
その上に大きな石を積んでいきます。



大きな石がピラミッド状に
積まれた味噌樽の様子です。
この状態で二夏二冬の間、
じっくり熟成させて作るそうです。


二つの蔵元の間を通る小路の様子です。



この小路は、旧東海道でした。

岡崎城下の旧東海道の様子はこちらです。

八丁味噌の蔵元では、日吉丸と呼ばれ
この界隈を放浪していた後の豊臣秀吉が
蔵に忍び込んでいたのを見つかり、
井戸に石を投げ込んで逃げたという
逸話も残っているそうです。


蔵元の裏側にある細い八丁蔵通りの様子です。



2006年に放映されたNHKの朝の連続ドラマ、
「純情きらり」が八丁味噌の蔵元が舞台となり
八丁味噌の知名度もアップしたようです。
八丁蔵通りには、ヒロイン有森桜子役を演じた
宮崎あおいさんの手形の碑がありました。


八丁蔵通りには光円寺というお寺があります。
春の桜と、秋の紅葉の様子です。



観光バスで八丁味噌の蔵元を訪れる観光客も
裏通りにあたる八丁蔵通りまで足を運ぶ人は少ないようで
いつもこの界隈はひっそりとしています。



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