岩津は岡崎市の北にある町です。
西に矢作川が流れ、その袂まで、
三河の山々が迫る位置にあります。
この岩津は、松平氏が松平の山間から
三河平野に進出した時に、拠点にした所です。
この交差点から東の山懐に向かう坂道があります。
この道が岩津天満宮の参道です。
この道を上り、集落を抜けた頃に
大きな鳥居が現れました。
これが岩津天満宮の一の鳥居でしょうか。
この鳥居をくぐると、左手に岩津城址の杜が見え、
右手の山の下には信光明寺の伽藍が見えてきました。
この信光明寺は、松平三代の
松平信光公が創建したお寺です。
この松平信光公の父・二代目泰親公が、
山深い松平の地からこの岩津に、
更に三代目・信光公が安祥へと進出したおかげで、
後の松平氏の盛隆の道が開けたと思います。
岩津城は、その松平信光公が拠点とした山城です。
岩津天神はこの陸橋を渡った左手にあります。
岩津天満宮の二の鳥居です。
この鳥居の奥に、石段が続いていました。
石段の途中には別宮へと続く
赤い鳥居の列がありました。
この上の一段高くなっているところが
岩津天満宮です。
岩津天満宮は信光明寺の22代住職の
一誉上人が創建したと伝わっているそうです。
1759年(宝暦9年)の事です。
境内には,合格祈願の絵馬が
所狭しと並んでいました。
この地方の神社としては、
比較的歴史の浅い神社ですが、
篤い信仰を集めている事を示しています。